予防歯科・定期検診・メンテナンス

MAINTENANCE

予防歯科とは

歯をきれいに保つ

  • 可能な限りディスポーザブルのものを使用
  • 予防歯科とは、歯にむし歯や歯周病などの問題が起こってから治療を行うのではなく、問題が起こる前に歯の手入れをし、積極的に健康な状態を保っていこうとするものです。
    むし歯は一度かかると自然に治癒することはありません。
    むし歯にかかった部分を削って詰めたとしても、そこは修復物で修復されているだけで天然の歯の状態とは違います。
    一度治療した部分は、二次カリエスなどのリスクもあり、歯の寿命を縮めてしまう可能性があります。
    また歯周病で一度失われた歯槽骨はなかなか元には戻りにくく、これも歯の喪失につながりやすくなります。
    むし歯や歯周病などでこれらのことが起こる前に口腔内の清掃を行い、良い状態を保つのが予防歯科です。

予防歯科で行う内容

歯周組織検査

歯周組織検査とは、歯の周りのポケットの深さを測定し、歯周病が進行していないかどうかチェックする検査です。
同時に出血や同様の検査も行います。
定期検診のたびに行いますので、もし前回と変わった部分があればすぐに分かります。

スケーリング、クリーニング

スケーリングは歯についた強固なバイオフィルムや歯石を落とす処置、クリーニングは歯の表面の汚れなどを落とす処置です。
これらを定期検診のたびに行うことによって、歯の健康を保ちます。
歯ブラシやデンタルフロス、歯間ブラシを用いても、ご自宅で落とせる汚れは歯の汚れの80%程度といわれています。
残り20%の汚れを歯科医院で落とすことで、むし歯や歯周病を予防します。

むし歯のチェック

定期検診で1~3ヶ月に一度ご来院いただいた際、むし歯になっていないかのチェックも行います。
むし歯になる前にきれいにしておけるのが理想ですが、もしむし歯になってしまっていても検診の度に拝見していれば小さなうちに発見することができます。

フッ素塗布

フッ素には歯質を強化する効果、再石灰化を促す効果、細菌の活動性を弱める効果などがあります。
自宅でフッ素入りの歯磨き粉を使っていただくのと同時に、歯科医院で定期的にフッ素塗布を行うと、むし歯予防に効果的です。

歯磨き指導、生活習慣指導など

定期検診の中で歯の磨き方や、栄養バランスの整った食事についての指導もさせていただいています。
どのように歯を磨けばよいか、どのような食事をとるのが良いかお悩みの方はお気軽にご相談ください。

予防歯科のメリット

健全な歯を保てる

悪くなったら治療するということを繰り返していると、気がついた時にはだんだん健全な歯質や歯槽骨が失われ、歯の寿命を縮めてしまうことにつながります。
むし歯や歯周病になる前の健全な歯の状態を保つことで、長くご自分の歯で噛む健康的な生活を送ることができます。
また、清掃のためのモチベーションアップや、歯をきれいに保っておくのは気持ちいいと考えるきっかけにもなります。

治療費や時間の負担が減る

一度むし歯や歯周病になってしまうと、治癒するまでに何度か通院いただき、治療を行う必要があります。
そのため治療費や時間の負担がかかります。
定期検診を受ける時間がないという方もいらっしゃるかもしれませんが、1~3ヶ月に一度定期検診を受けておくだけで、結果的には治療費や時間の節約につながります。

全身状態にも良い影響

近年、歯周病と全身疾患には深い関わりがあることが分かってきました。
糖尿病やアルツハイマー型認知症などは、歯周病菌の減少によって症状が軽減したり、発症の確率が下がったりすることが指摘されています。
定期検診を受け、歯をきれいに保っておくことで全身状態にも良い影響があります。

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