ナイトガード・スポーツマウスピース

歯ぎしり食いしばりから歯を守るために使用

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• ナイトガードとは歯ぎしり、食いしばりなどから歯を守るために使用するマウスピース型の装置です。
  夜間の歯ぎしり食いしばりは無意識下で行われるため、日中、食物を噛む時の力の5倍～6倍の力がかかるといわれています。
  また起きている時と違って自分でやめることができないため、ダメージが大きいのが特徴です。
  起きている時に無意識に食いしばりを行っている方もおり、マウスピースを作製するケースもありますが、多くの場合は睡眠時の無意識下で行われる歯ぎしりのために作製されることが多いため、ナイトガードと呼ばれます。

グラインディング

歯を横にぎりぎりスライドさせるような形で行う歯ぎしりです。
歯や顎へのダメージが一番大きいのが特徴で、歯ぎしりの中で最も多くの方に見られます。
大きな音がするため周りの方に気づいてもらいやすく、家族に指摘されてご来院される方も少なくありません。

クレンチング

上下の歯をぐっと噛み合わせるようにする歯ぎしりです。
日中に力仕事をしていて食いしばる、スポーツをしていて食いしばる方が寝ている時も行ってしまうケースが多いとされています。
クレンチングは、グラインディングなどの音のする歯ぎしりと違い、夜間行っていても気づかれにくいという特徴もあります。
日中、人間の歯が噛み合っている時間は比較的少なく、上の歯と下の歯は、隙間が空いている状態です。
食事や、会話などで歯が噛み合っている時間を合わせても、時間にして20分程度の短い時間だといわれています。
これ以上の時間かみ合っていると、顎や歯の負担になります。

タッピング

上下の歯をかちかちと噛み合わせるようにするのがタッピングです。
比較的少数で、グランディングなどに比べて歯のダメージは少ないのが特徴です。

歯や修復物の破折

歯ぎしりで強い力がかかると歯の破折や修復物の破損につながります。
またグラインディングなどの歯ぎしりでは、歯の表面が平らにすり減ってしまうこともあります。

歯槽骨の吸収

歯周病があって、そこに強い力がかかると歯槽骨の吸収が促進されます。
歯周病と歯ぎしり両方がある方は、歯槽骨の吸収に注意が必要です。

顎関節症のリスク

歯ぎしりを行うと、歯だけでなく顎関節にも強い力がかかります。
これにより顎関節症のリスクが上がります。

スポーツ時に歯を守るために使用

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• スポーツマウスピースとは、スポーツの時に受ける衝撃からお口全体を守るマウスピースです。
  歯への衝撃だけでなく、顎へのダメージ、お口の外傷を防ぐという効果もあります。
  頭部への衝撃を和らげる効果も報告されています。
  スポーツマウスピースは市販のものもありますが、その方のお口の中の形に合わせてつくられているわけではないため、力が入れにくい、外れやすいなどの特徴があります。
  お口をしっかり守りたい、パフォーマンスもしっかり発揮したいという方は歯科のオーダーメイドのスポーツマウスピースを作製されることをおすすめします。

着用の義務がある、着用が推奨されているスポーツ

格闘技などコンタクトの多いスポーツは着用が義務化されています。
ボクシング、アメリカンフットボールやラグビーなどが着用が義務化されているスポーツです。
また、着用が推奨されるスポーツは、バスケットボール、スケートボード、サッカーなど多種に渡ります。
着用が義務化されていなくても、お口を守るためにぜひ着用を心がけたいものです。