滅菌、感染対策

• 

• 当院ではできる限りディスポーザブルの器具や機材を使用しています。
  歯科医院で使用する器具は、使い捨てが可能なものとそうでないものがあります。
  例えば、マスクやグローブ、コップなどは使い捨てができますが、金属製の診査用具は使い捨てが難しい器具です。
  最近では少し前までは滅菌して使用していた金属製のトレーが紙トレーで代用できるようになるなど、広くディスポーザブルが浸透するようになってきました。
  もちろん使い捨てでない器具も、適切に滅菌・消毒すれば、患者さま毎に清潔に使えます。
  しかし、患者さま毎に新しいものに取り替えるのは、とても清潔が保ちやすく、より確実に患者さまを感染から守ることができます。
  当院ではディスポ―ザブルに切り替えられるものはできるだけ切り替えて、診療に当たっています。

当院では、使い捨てできない器具はオートクレーブやハンドピース専用滅菌器、フタラールという薬液などを使って滅菌、消毒を行っています。

オートクレーブ

• 

• オートクレーブは「高圧蒸気滅菌器」と呼ばれます。
  文字通り器械の中を水蒸気により高圧にすることで、135度まで温度を上げて細菌やウイルスを死滅させます。
  水だと100度で沸騰し、それ以上温度が上がらないため、一部のウィルスや細菌を死滅させることができません。
  オートクレーブはそれ以上の温度を維持できるため、100℃の熱に絶えられる細菌やウイルスも死滅させることが可能です。
  耐熱性の器具は全てオートクレーブで滅菌しています。

ハンドピース専用の滅菌器

• 

• ハンドピース専用の滅菌器があり、使用したハンドピースは毎回滅菌をしています。
  ハンドピース専用の滅菌器を導入している医院はまだ少なく、当院ではいち早く導入し患者さまに安心・安全を提供しています。

フタラール薬液による消毒処理

プラスチックなどの熱に耐えられない器具は次亜塩素酸ナトリウムを用いて消毒します。
熱に弱いものを消毒できるだけでなく、それぞれの細菌やウイルスには、有効な塩素濃度になるように、希釈して使うなど調整して使うのが可能です。
揮発しやすい、有機物の除去が必要、など、いくつかの注意事項がありますが、きちんと守ってつかえば強力な消毒効果を発揮します。
また、拭掃で消毒を行わなくてはならない部分も、劣化の心配がなければこの次亜塩素酸ナトリウムで消毒しています。

• 

• 空気清浄機にはさまざまな種類がありますが、医療現場に求められるのは清浄力の高い空気清浄機です。
  当院では医療用の空気清浄機を診療室だけでなく待合室にも導入し、患者さまから患者さまへの空気中のウイルスなどによる感染の防止に力を尽くしています。
  医療用の空気清浄機は、素早く、広い範囲の空気をきれいにできるため、幅広いご年齢の方に安心してご来院いただけます。

定期的なチェック

当院では、手すりなど患者さまが多く触れる部分は定期的にチェックをして清掃を行います。
汚れがあった時だけでなく、時間ごとに拭掃し、清潔を保っています。

新しい診療室

• 

• 当院はこの度、新規に開業をさせていただきました。
  室内の設備や機材も最新のものを採用しています。
  新しく清潔な医院にぜひ一度お越しください。

歯科医師、スタッフの清潔への意識

どんなに良い器械や機材があっても、取り扱いを間違えると正しい効果は発揮されません。
オートクレーブは時間や温度がとても重要であり、次亜塩素酸ナトリウムは濃度が重要です。
これらを正しく理解し、問題がないかチェックすることを日常の診療で習慣化するようにしています。
また、診療室や待合室の拭掃、窓開けのタイミングなど、歯科医師、歯科衛生士、歯科助手が適切に連携をとって、行うことが大切と考えています。
当院では定期的に滅菌や消毒、清掃に関する話し合いを行い、清潔への意識を高く保てるように力を尽くしています。